
イシュカに人質として送られたティオキアの消息が途絶えたイズァローンでは
ティオキア・ルキシュ両派の対立が徐々に深まっていた。
次代の王ともてはやされるなか、ルキシュは苛立ち、もの思いにふける。
一方、ティオキアはイズァローンより北に位置するアシキスニに、
王子の称号をかくして身を寄せていた。
イズァローンにいた頃とは異なる、ふたつの――陽気で大胆な少年と、
以前にもましてはかなげな少女のような――人格を伴って。
Published: イズァローン伝説 (2) 黄昏の王国"> July 2nd 2015 Updated: イズァローン伝説 (2) 黄昏の王国"> July 1st 2016