やって来た両親にもデザートを作って、菓子職人になる許可を貰った鳥塚は、
鮎美に待っていてもらう証として婚約指輪を手渡し、一夜をともにしてからパリに旅立っていった。
鳥塚の代わりに来た見習いは、総合商社の社長の息子・二階堂オサムである。
ちゃらんぽらんに見えるが、料理のセンスは確か。涼二は面倒を見る決心をした。
オサムの兄・悟が、自分の継ぐ会社にオサムが戻らないよう金を出して置いてやってくれと頼むが、
涼二は金を受け取らず、店に寄ってくれとだけ告げる。
Published: September 22nd 2011 Updated: January 1st 1970