酒どころで有名な神戸の灘で、中心的酒造家という裕福な環境に生まれた嘉納治五郎。
利発な少年で秀才の誉れ高かったが、体格に恵まれないひ弱な身体を鍛えたいと、柔術を学ぶことを決心した。
世は文明開化、古臭い武道など廃れていく運命にあった時代に、
古来から伝わる天神真楊流や起倒流を修業し、自らの工夫も加えて柔術から柔道へと進化させていく。
修業に加わった富田常次郎とともに研究苦心を重ね、明治15年5月永昌寺において、遂に講道館が誕生した!
Published: September 11th 2011 Updated: January 1st 1970