講道館は麹町富士見町時代に入る。
血のにじむような稽古と技の研究に明け暮れていた道場生に、
明治19年嘉納から警視庁武術大会への参加が発表される。
柔道が初めて、天下衆目の前で柔術と戦うときが来たのだ!
この大会で柔術を制した講道館柔道は、揺るぎなき地位を確立する。
嘉納は講道館・嘉納塾を率いる一方、学習院教頭という公務においても教育者としての情熱を傾けた。
明治22年には、教育事情調査のため1年以上に渡って、ヨーロッパ各地を外遊する。
Published: September 20th 2011 Updated: January 1st 1970